Technology

ガスセンサーではない、アロマビットのニオイイメージングセンサーマルチアレー

アロマビットが開発しているセンサーは従来からあるガスセンサーではありません。
ニオイのイメージングセンサーです。
多数の素子のアレーからなるセンサーで、素子ごとの特性をかえることでニオイのイメージングを行うセンサーです。
現在、様々な素子を開発しています。

QCM型超小型ニオイセンサー

例えば、QCM(水晶振動子)。
QCM (水晶振動子)とは Quartz Crystal Microbalanceの略で、水晶(石英)の圧電効果を利用して、
高い周波数精度の発振を起こす際に用いられる受動素子のことです。*
QCM表面に配した吸着膜にニオイの分子が吸脱着する際に共振周波数が変化する特性を応用しています。
アロマビットのQCMは、特殊な構造を用いたQCM技術の採用により、従来のQCMでは実現が困難であった、同一基板上のマルチアレー型QCMの初期開発に成功し、ニオイセンサーに応用。
小型、高感度、低コスト(量産時)な表面実装型センサーモジュールの量産化に目処をつけています。

例:コーヒードリンクのカオリをニオイイメージパターンの違いで識別

ニオイのイメージング(可視化)とは具体的にどのようなことなのでしょうか?コーヒードリンクを例にみてみましょう。

カフェに入ると様々なコーヒードリンクのカオリが漂っています。
例えば、ブレンドコーヒー、カフェラテ、はちみつ入りカフェラテ、の3種類があるとします。
異なるニオイを含むカフェの空間をニオイイメージングセンサーに嗅がせると、
以下の図のように、異なるニオイイメージパターンを出力します。

ニオイ
イメージ
パターン
(イメージ図)
イメージ
ブレンド
コーヒー
イメージ
カフェラテ
イメージ
はちみつ入り
カフェラテ

いずれのコーヒードリンクにもコーヒーが含まれているため、コーヒー特有のカオリが「みえて」います(中央付近の赤色箇所)。
実際そうであるように、ブレンドコーヒー、ミルク入りのカフェラテ、はちみつ入りのカフェラテでは、それぞれ微妙にカオリが異なります。
このカオリの違いをパターンの違いとして表現することで、ニオイのイメージング(可視化)を実現できるセンサーなのです。
このパターンを比較・解析することで、ドリンクのニオイを特定することができます。

*Wikipedia より。
**特許出願済み